これ以前は、「しんちゃんの舞台裏日記」をご覧ください。

2018年7月25日水曜日

三重県紀宝町_東正寺

朝6時に家を出て、三重県の最南端の紀宝町にある東正寺に向かいます。
東正寺は夏季禅林という子どもたちの合宿を毎年やっていて、なんと今年で38回目です。つまり、38年間、ず~っとやり続けているのです。
ぼくは、10年前から毎年、呼んでいただいて、子どもたちに絵本を読んでいます。
だから、ご住職のせいゆうさんとは10年のおつきあいになります。

今年は、初参加の子どもたちが多かったです。
夏休みに入り、親の元を離れ、友達同士でお泊り。
そんな興奮もあってか、名前を呼んでも返事が小さかったり、姿勢を崩したり、おしゃべりがとまらなかったり、横やりを入れたりする子もけっこういました。
でも、その子たちもそれが心地よいとは感じていないということは、これまで多くの子どもたちに接してきて、ぼくは知っています。
ただ、彼らは何が心地よいのかがよくわからないのです。

そんな子どもたちも、だんだんとおはなしの世界に入り込むに従って、本来の素直さが表出してきます。
素直でいることの心地よさを実感してくれたと思います。
後半は驚くほど素直でしたから。おしゃべりをする子はいません。誰も横やりを入れません。姿勢もよくなりました。
最後にひとりひとりの名前を呼びました。みんな、はっきりと大きな声で返事ができました。
こういう心地よさをせいゆうさんたちは座禅で伝え、ぼくは絵本を読むことで伝えます。

その後は、座禅の時間では、静かな空間で、子どもたちは素直な自分を味わっていたのだと思います。
ぼくも一緒に座禅をしました。
静かな空間の中で、今日の子どもたちとの出会いに感謝をしました。


享楽的な態度から素直な態度へ変わっていきます。


静かな空間の中で、自分の心を味わいます。


いつもぶれないせいゆうさんは、やさしくて堂々としています。


みんな、いい顔!

夕方、紀宝町に住むNPO法人ほがらか絵本畑の理事・寺本ちゃんとミーティング。
忙しい合間を縫って、時間をつくってくれました。
短い時間の中で、ギュッと凝縮した話ができました。
濃い時間でした。


絵本を読む人・しんちゃん

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