今回の東北遠征で、20往復目となりました。
そして、今回の同行者は、三重県紀北町の寺本さん、寺本さんの息子さん、津市の東さんの3名です。
寺本さんは、少林寺拳法の道院長でもあり、中学校の先生でもあります。息子さんも少林寺拳法をしています。津市の東さんは、寺本さんの教え子でもあり、現在は中学校の先生です。3人とも頼もしいですね。
頼もしい3人が同行してくれます。
朝の3時頃に岩手県に突入。車中でしばし仮眠。
早朝に、陸前高田へ移動。
市内の9つの保育園と、5カ所の施設に、先日の「被災地保育交流ツアー」のレポートを渡して、お礼がてらご挨拶。
どこに行っても、大人の人たちは大歓迎。子どもたちは、「しんちゃん!」と大歓迎。本当にありがたいです。
ご挨拶の合間に、2つの保育園で絵本を読みます。
午前中は、米崎保育園で読みあそびライブ。
乳児クラスと幼児クラスの2回に分けて読みました。
子どもたちもたちの素直な笑顔に、ぼくの心はトロトロ。
みんな、身を乗り出してる。(米崎保育園・乳児)
しんちゃんバスだよ。米崎保育園・乳児)
何が始まるのかな。(米崎保育園・幼児)
午後は、下矢作保育園で読みあそびライブ。
楽しい、楽しい、ひとときでした。
楽しい!(下矢作保育園)
絵本に合わせて、すってんころりん。(下矢作保育園)
どの保育園の先生も、「突然でもいいから、また、いつでも読みに来て!大歓迎だから」と言ってくださいます。
今日は、各保育園の子どもたちと先生方にお土産があります。
三重県菰野町の藤田さんというおばあちゃんがつくられた、貝殻に刺繍をほどこし、鈴をつけた「しあわせの鈴」を、東北の人たちに渡してほしいと、お預かりしたものです。
とても、喜んでいただけました。藤田さんの気持ちがこもっているからこそですね。
藤田さんの気持ちがこもったステキなプレゼント。
夕方、友人の建築事務所のひろとしさんちに顔を出すと、かんこちゃんも来てくれました。
お暇する寸前に、かんこちゃんが、「しんちゃんに、見てもらいたいところがある」と、連れて行っていただいたところは、引き取り手がまだ見つかっていない遺骨をお世話されているお寺でした。
まだご家族の元に帰ることのできない仏様は、お寺の人に、あったかく、ていねいに、見守られておりました。
お寺の奥さんがおっしゃっていました。
「私も紙一重でした。もし、遺骨となっていたら、こういうふうにしてほしいな、と思うことをやっているだけです」と。
奥さんの言葉とともに、ここに連れて来てくれた、かんこちゃんの気持ちが、心の奥底に染み入ります。
●第19回東北遠征レポート1日目(8/7 陸前高田)
2日目は、長部保育所で読みあそびライブ。
今日は、陸前高田では、年に一度の大きなお祭り「七夕まつり」です。
長部保育所では、このお祭りがとっても盛んな地区もあって、保育所をお休みの子も多いです。
保育所に来た子たちは、しんちゃんの読みあそびのプレゼントだよ。
楽しい時間のプレゼントだよ。(長部保育所・4,5歳児)
楽しかったね~!(長部保育所・1,2,3歳児)
今回は、寺本ちゃんのすご技が光りました。
昨日、絵本を読ませていただいた、米崎保育園、下矢作保育園で、寺本ちゃんは、その様子を写真撮影してくれていました。
しかも、許可をいただいて、前から、子どもたちの笑顔をいっぱい撮っていました。
そして、宿に戻ってから、夜遅くまで、子どもたちのステキな笑顔がいっぱいのDVDを作ってくれていたんです。
寺本ちゃんは、「三重も戻ってからDVDをつくって送るより、翌日に渡した方が喜ばれるでしょ」と。
寺本ちゃんの熱い思いと、子どもたちの笑顔いっぱいのDVDを、昨日の2園に持っていったら、そりゃあ、喜んでくださいました。
先生方は、何度も何度も見ながら「○○ちゃん!、あっ、□□ちゃん! かわいい~」と言いながら。
ぼくは、昨夜から何度か見ていますが、何度見ても、この笑顔には、ウルウルしてしまいます。
「希望の笑顔」です。
寺本ちゃんは、長部保育所にも届けたいと、読みあそび終了後、車中で編集作業。その日のうちに届けることができました。
もちろん、先生方は、大喜びです。
保護者の皆さんにも、見ていただく機会があれば、いいですね。
頼り甲斐があって、お茶目な、寺本ちゃん。
陸前高田に来て、必ず立ち寄るところは、神田ぶどう園。
ぼくが、陸前高田に行くことになるきっかけとなったのが、この神田ぶどう園の若夫婦。
ステキな若夫婦には、ステキな人たちが集まります。
いろんな人の協力で、とってもステキな看板が出来上がっていました。
あったか~い雰囲気を感じますね。
そして、事務所入り口には、大きなボードに、「たからもの」と書いて、出会ったいろんな人たちの写真とコメントが所狭しと貼ってあります。
ぼくの写真もあります。うれしいですね。
このボードは、以前からあったのですが、今日、改めてじっくりと見ていたら、ビックリ!
ぼくが、書いたハガキが2枚とも貼っていました。
うれしくて、うれしくて、ジ~ンとしました。
ほんと、うれしい。
午後になって、陸前高田を出発するときに、徐々に、七夕まつりの各地区の山車の準備が整ってきました。
よかったね、お祭りができるようになって。
がれきの中を元気な声が響きます。
今回も、子どもたちの笑顔、笑い声が、心に響いた遠征でした。
ブックドクターしん
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