出張の目的は、明日の「ホロコースト記念館」なのですが、立ち寄りたいところがあるので、一日前に出ます。
目指す先は、広島の北部にある山間の集落。
ここは、父親が3才まで住んでいたところで、ご先祖様のお墓もあります。
ここのお墓の魂抜きはぼくの生まれるずっと前にして、兵庫県に移してあります。
ところが、ぼくは、父親が住んでいたところがずっと気になっていたのですが、いろんな偶然が重なって、20年ほど前、父親ですら地区の名前もおぼえていなかったのに、奇跡的にお墓が見つかったのです。
それ以後、何度かお墓まいりに行っていたのですが、15年以上、間が空いてしまいました。
新しく出汁巻玉子の事業をするしんしん、げんげんと一緒に、是非、ご挨拶に行こうと思ったのです。
控えていた住所を紛失していて、だいたいわかるだろうと思っていたら、なかなか見つからず、集落にいる人を探して聞きまわり、やっとたどり着きました。
お墓は、急斜面の薮を越えたところにあります。
薮と倒木を乗り越えると、不思議にお墓のまわりは薮には覆われていないのです。
お先祖様が「ようきたなあ」と迎えてくださったように感じました。
3人で新事業の報告をし、今、自分たちがこうして生きていることの源に感謝を捧げました。
その後、広島の中心部にある「広島平和記念資料館」に行きました。
ぼくは、何度も来ているところですが、しんしん、げんげんは初めてです。
2人は、神妙な顔をしていました。
そして、「自分たちに子どもができたら、連れてきたい」とポツリと言っていました。
自分たちにつながっている命に感謝した一日でした。
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