これ以前は、「しんちゃんの舞台裏日記」をご覧ください。

2023年6月8日木曜日

22年目の6月8日

6月8日、関係者の方々にとっては、毎年、この日は特別な日。 
ぼくは関係者ではないけど、ぼくにとっても特別な日です。 
22年前の今日、池田小学校事件がありました。
8人の子どもたちが亡くなりました。 
生きていれば、ぼくの娘と同じ29才、30才です。 

当時、発行していたメールマガジンに、事件2日後、自分の気持ちを記しました。 
あれから22年。ぼく自身、模索しながら、ぶつかりながら、ほんの小さなことばかりで、行きつ戻りつですが、未だにチャレンジし続けていると思います。 
そして毎年、この日に、8人の子たちに伝えたいことがあります。 
「きみたちのこと、ずっと忘れてないよ」 

 (2001年6月10日 コミュニケーション・ジャーナル vol.23より) 

大阪の池田小学校でとんでもない事件が起きてしまいました。 
当日の昼前に、嫁さんからのメールで事件があったことを知りました。
「えっ!!」という感じでわけがわかりませんでした。思わず、職場のテレビのスイッチを入れると、ある程度、詳細がわかってきた。 小学校の1、2年生といえば、ぼくの娘と同じです。感情的にならざるを得ません。さぞ、恐かったろう、痛かったろう、お母さんが来てくれると思ってたろう…。思わず、仕事中であるにも関わらず、涙が出てきました。 その日は、仕事が手につきませんでした。 

夜中、家に戻ってから、子供たちの寝顔を確認すると、ホッとしたけど、全然すっきりしません。 お茶をすすりながら、嫁さんとの話の中心は、当然、この事件のこと。 話していると、抑えきれなくなって、「かわいそうに…」とグショグショになって泣きました。亡くなった子供たちの命と交換できるものなら、ぼくの命を差し出したかった。たぶん、結婚以来、嫁さんの前で大泣きしたのは、初めてのことです。 嫁さんも一緒に泣きました。 何ともいえない一日でした。 

犯人は、もちろん憎い。憎いどころか、この世から抹殺したい。 でも、亡くなった子供たちには、ぼく自身、なぜか「ごめんな」って謝りたいんです。 犯人に対する憎悪よりも、こんな社会しか作ってこなかったおとなのひとりとして、「ごめんな」なんです。 

テレビニュースで、犯人の父親に、ドア越しでインタビューしているシーンが出ていました。 あの父親の反応が信じられませんでした。まるで他人事のように淡々と話しているんです。 犯人があんな事件を起こしたのは、あの父親との家族関係も影響があると思います。 つまり、おとなが問題なんです。 あの犯人やその父親と、ぼくは何の関係もありませんが、ぼくは、今の社会を作っているおとなのうちのひとりなんです。そういう意味で、やっぱり責任を感じてしまいます。 

偉そうなことを言うと、ぼくはぼくなりに、これまで、"ちゃんとしたおとなの社会"をつくるために様々な活動を行なってきたつもりです。この社会でぼく自身が感じた不満や不信感が原点となって、それを変えるための新しい仕組みを創造したい、という思いで、本業以外のプライベートの時間を使って、いくつかのコミュニティ運営の他、様々な活動を行なってきました。 

でも、子供たちの命を救うことには、何の役にも立たなかった。 無力感を感じているのではありません。まだまだ足りないと思うんです。 今までは、「こういう社会になればいいなあ」という願いだけでしたが、今回の事件で亡くなった子供たちが、ぼくに決心をさせてくれました。 

ぼくは、"ちゃんとしたおとなになるための活動"をやり続けます。 ぼくらが住んでいる社会を創るのは、どこかの誰かがつくるのでなく、おとなのぼくら以外にないのですから。 

8人の天使たちへ: 何もしてあげられない…、君たちをずっと忘れないことしか。

 
絵本のしんちゃん

2023年6月7日水曜日

紫陽花

紫陽花がきれいに咲いています。 
ほがらかファミリー音羽では、5年前、社協・せっちゃんのおかあちゃんにいただいた紫陽花がスクスクと育っています。 
ほがらかファミリー菰野では、去年、浅井さんにいただいた紫陽花がきれいに咲いています。 
スタッフが、ほがらかカフェに飾ってくれました。 
ほがらかは、みんなの思いとともに歩んでいます。
 
 
社協・せっちゃんのおかあちゃんにいただいた紫陽花。 

  浅井さんにいただいた紫陽花。 

  ほがらかカフェに飾りました。

 
絵本のしんちゃん

2023年6月6日火曜日

NPO法人ほがらか絵本畑_理事会

昨夜は、NPO法人ほがらか絵本畑の理事会でした。 
理事の皆さんは超多忙な方々ばかりで、ようやく昨夜、ピンポイントでみんなが合う時間がとれました。 
同じ町内の方もいれば、遠いところに住んでる方もおられるので、オンラインで行ないました。 
NPO法人ほがらか絵本畑は、2012年にスタートしました。 
以来、苦楽をともにしてきた理事たちみんなが久しぶりに顔を合わせることができました。
本当にうれしい。 
オンラインがこんなにもありがたいと思ったのは初めてです。 
理事会の内容は、前期の報告と今期の展望だけに留まらず、将来の展望についても、かなり具体的な話ができました。 
ステキな理事のみんなと、新しい未来をつくっていけることが、何よりうれしいです。
 
 苦楽をともにしてきた理事のみんな。

 
絵本のしんちゃん

2023年6月5日月曜日

若い子たちとBBQ

昨日は、女子大生でもある妻が、大学でのお友だちを招いてのBBQ。 
そのお手伝いをしました。 
ほがらかファミリーのカフェと庭を使って、たっぷり遊んでもらいました。 
そこに、次男が彼女を連れて合流。 
さらに、長男夫婦が友だちを連れて合流。 
みんなでワイワイと楽しい時間でした。 
若い子たちと接すると、それだけで新鮮だけど、その前に、ひとりひとり個性が違うので、おもしろいですね。 
この子たちが20年後、それぞれどんなふうになっていて、社会はどんなふうに変わってるのかな、なんてことを考えながら肉を頬張っていました。
 
 
絵本のしんちゃん