これ以前は、「しんちゃんの舞台裏日記」をご覧ください。

2012年5月30日水曜日

旅立ち前

明日は、一年前から、絵本倉庫でずっと待っていた絵本くんたちの旅立ちの日だ。
朝、絵本倉庫に行ってみた。
多くの人たちの気持ちがしみこんでいる絵本くんたちは、みんな静かに、明日の旅立ちを待っていた。
この倉庫を無償で快く貸してくださった、おかあさんと、朝、会った。
とびっきりの笑顔で、「いよいよ、明日やな」と言ってくれた。
こみ上げてくるものがあった。


きれいに並んで待っている絵本くんたち。
明日、旅立ちだよ、みんな。


ブックドクターしん

2012年5月29日火曜日

第2回「被災地保育交流ツアー in 陸前高田」のご案内

東日本大震災以降、毎月、被災地に足を運び、絵本を読んでいます。
そんな中、瓦礫がうず高く積み上げられた町の中でも、子どもたちが集まる場があり、笑い声が聞こえるということが、どれほど希望になるかということを、強く実感いたしました。
その子どもたちを、保育士さんが本気で守っている姿に感動しました。
そのことを、多くの人に肌で感じていただきたく、昨年度、「第一回 被災地保育交流ツアー」を実施しました。
参加された皆さんの反応はとても好評で、この度、以下の要領で、「第二回被災地保育交流ツアー in 陸前高田」を実施することになりました。
陸前高田の保育士の皆さんも「また、来てくれるんですか!」と、とても喜んでくださっています。
多くの保育士さんに、保育の原点を感じていただきたいと思います。

【活動内容】 
陸前高田市内の各保育園に分散し、一日半、現地の保育士と一緒に保育をしていただきます。
【日程】
・2012年7月8日(日) 午後4:00 菰野町を出発 車中泊
・2012年7月9日(月)朝、陸前高田市内入り。
   午前8時~ 各保育園に分散し、保育活動 ~午後2時過ぎ 活動終了
   陸前高田市内の旅館に宿泊(夕食、朝食あり)
・2012年7月10日(火) 午前8時~ 各保育園に分散 ~午前10時 活動終了
   昼12時に陸前高田を出発
   深夜、菰野町役場に到着予定。

【応募資格】
保育士免許を有している、三重県内の保育園に勤務する保育士および保育士経験者、あるいは三重県在住の保育士
【定員】
21名
【参加費】
25,000円(バス代、宿泊代、保険代、園への土産代、給食代)
※宿泊ホテル以外の道中の食事代は、各自ご負担ください。

【応募方法】
以下の項目を記し、メールでご連絡ください。
・氏名
・生年月日
・性別
・所属園
・連絡先住所
・連絡先電話番号

【締切り】
2012年7月1日
(ただし、それ以前に定員に達しましたら、その時点で締め切らせていただきます)
※お申込みいただいた方は、傷害保険の書類と参加費振込みの案内を送付させていただきます。


2012年5月28日月曜日

陸前高田で絵本の摘み取りフェアのご案内

東日本大震災以降、ブックドクターしんと菰野町社会福祉協議会が中心となって行った「絵本で笑顔を届けるプロジェクト」では、半年間、12箇所でチャリティ読みあそびライブを行い、参加者の皆さんには絵本を提供していただきました。
集まった絵本の数は、約2万冊。そのうち、整理をして、一部を被災地に届け、残った絵本は1万冊。
今回、この約1万冊の絵本を、陸前高田市に運び込み、絵本畑をつくって、以下の要領で絵本の摘み取りフェアを行います。

陸前高田の皆さんは、是非、お子さんと一緒にフラリと立ち寄って、絵本の畑をのぞいてみてください。
何冊持って帰っていただいてもOK。陸前高田のあちこちで子どもたちに絵本を読んであげてください。
また、団体の方々で百冊単位でとりに来ていただいてもOKです。
みなさまのお越しをお待ちしています。

● 日時:6月2日(土)~6日(水) 午前9時~午後3時まで
● 場所:竹駒保育園の旧園舎ホール
 ※お持ち帰り用の袋、箱は、各自ご用意ください。



絵本の移送につきましては、(株)四日市運送さんが無償でご協力くださいます。

5月31日(木)、三重県菰野町の絵本倉庫より出発します。
午後1時30分より、トラックに絵本の積み込みを行います。
出発は、午後2時30頃を目処にしています。


男性の方で、積み込みのご協力をいただける方は、2:00頃に来てください。
見送りに来ていただける方は、2:30頃までに来てください。
是非、絵本くんたちの旅たちを、みんなで見送ってあげてください。

見送り場所:菰野町永井1622 相馬産業(有)
(ミルクロードの永井のセブンイレブンの信号を東に400メートル。右手の青い屋根の建物です)

2012年5月27日日曜日

水防訓練

日曜日。久しぶりに仕事を入れていない日。

朝から、地元・菰野町の水防訓練に参加。
菰野町は、集中豪雨などによる川の水害がたまにある。
昨年は、10回以上も警報が発令され、そのたびに関係者の方々は、対策本部を設置して対応することになる。
今日は、菰野町の各地区から、いろんな立場の人たちが参加。約350名強の人たちによる訓練だ。
ぼくは、地区の組頭として参加。
仕事が入っていない日で、特に約束事の用事がないときは、こういう行事に積極的に参加している。
自分が住む町だからね。
それに、菰野町は、役場と各地区とが、とても密接に関係しながら、活動を行っているので、町でのことは、他人事ではないんですね。
午前中の陽射しが強い中、土嚢を作ったり、積んだり、スコップや一輪車を使って訓練しました。
せっかく参加しているのに、いざ作業のときには、尻込みをする人もいます。
でも、うちの地区の区長さんはじめ、ぼくらのチームはとても積極的。
おかげで、いい経験ができました。
消防関係の皆さん、ご苦労様でした。

訓練終了後、その足で、ほがらか農園へ。
さつまいもを植えました。
不耕起栽培の実験です。
草刈りは数週間前にやりました。でも、耕していません。
その方が、土の中は柔らかいそうなのです。
ぼくは、あまり詳しく知らないので、自己流の「なんちゃって自然農」です。
面倒なので、畝も作っていません。
適当に鍬で掘って、さつまいもの苗を植えます。
これで、たくさんのおいしいさつまいもが収穫できたら、すごいだろうな。
ワクワクします。
若くして亡くなった、自然農に取り組んでいた友人のケンちゃんが、ぼくのやり方を見たら、「ちがう、ちがう。まあ、ええか、しんちゃん式やで」なんて言いながら、笑って見てくれていただろうな。
好奇心をもって、何でも取り組んでみよう。


ブックドクターしん

2012年5月26日土曜日

三重県伊賀市_絵本の部屋「ぱぐ」

土曜日の午前中は、車イスの高校生の友人が手伝いに来てくれる日です。
彼女を送ってくれたお父さんにも、あれこれ手伝ってもらっています。
今日は彼女には事務仕事を。お父さんには事務所まわりの草刈りをお願いしてしまいました。
見事に、きれいにしてくれました。
彼女やお父さんの生きる姿勢を見ていると、力がわいてきます。

午後からは、三重県伊賀市の絵本の部屋「ぱぐ」で読みあそびライブ
ここは、幼稚園の園長先生をされていた稲田先生が、引退後、自宅で家庭文庫を開かれたのです。
週1回、いろんな人たちが、絵本を借りに、あるいは、先生と話をしにやってくる空間です。
ぼくは、年に2回ほど、ここで絵本を読ませていただいています。
今日もたくさんの子どもたちやお母さん方が来てくださいました。
子どもたちは小学生が多かったですね。
みんな、数年前に、幼稚園や保育園で出会った子たちです。
いい子たちに育ってますねえ。
何がいい子たちかって、おはなしの世界でたっぷりと遊べる子たちなんです。
今日も、じっくりとおはなしの世界に浸ってくれましたからね。
こういう子たちは、きっと、夢や希望を思い描き、新しい世界に一歩踏み出せる子たちだと思います。
楽しみだね。
こういう出会いも、稲田先生が、絵本の部屋「ぱぐ」を続けられているからです。
「ぱぐ」は、とてもステキな空間ですよ。


おはなしの世界であそべる子は、新しい世界への一歩を踏み出せる。


ブックドクターしん

2012年5月25日金曜日

愛知県東海市_子育て総合支援センター

愛知県東海市の子育て総合支援センターにうかがいました。
約30組の未就園の子とお母さん方に読みあそびライブです。
昨年、できたばかりの子育て総合支援センターは、と~ってもきれいで、遊ぶところとは別に、えほん館というスペースを設けています。
とても考えられた設計です。センターに入ってすぐに、職員の皆さんが迎えてくださる、というイメージがもてるつくりになっています。
えほん館も、かなりの数の絵本が表紙見せをできるようになっています。
そんなステキな空間での読みあそび。
始まって、もっとステキな空間であることに気付きました。
お母さん方の、一緒に参加してくださる姿勢が、とてもステキでした。
こういうときに、後ろでしゃべっているお母さん方がいると、子どもたちは、なかなか集中できないものですが、ここは、来られたお母さん方全員の目が、ギューッとぼくに集中。
そりゃ、子どもたちもたっぷりと楽しめますよね。
1,2歳の子が多かったのですが、たっぷりと30分以上も楽しんでいただきました。
終わってからの質問も絶えませんでした。
それだけ熱心なんですね。
東海市、なかなかすごいですぞ。
ちなみに、偶然ですが、市長さんが途中で来られて、見ていってくださいました。
市長さんは、よくセンターに足を運んで、様子に見てくださるそうです。
東海市、ますます、すごいですぞ。


お母さんたちの参加意欲がすごい!ステキ!


こんなぼくにも、ギュッてしてくれました。


ブックドクターしん

2012年5月24日木曜日

大阪市_ちゃいるどネット

大阪に向かいます。NPO法人ちゃいるどネット主催の人権保育講座の実技講座で講師をつとめさせていただきました。
ちゃいるどネットでは、数年前にも呼んでいただき、今回で2度目です。
大阪府下の各保育園から、約80名の保育士さんたちが参加してくださいました。
参加者の方々は、知らない人同士がほとんどなので、最初はちょっと硬い雰囲気でしたね。熱心な先生方なので、その熱心さが硬さとなって表れていたのかもわかりませんね。
でも、中盤からは、硬さの殻が破れていきましたね。
今回は実技講座なので、実技と根っこの話をつなげて進めていきました。
終わってからも、すぐに控え室に戻らず、会場に残って先生方の反応を確かめていました。
皆さん、いい力の入った、いい表情で帰っていかれました。質問もたくさんありました。
80人の保育士さんが、本気になれば、すごい力だよ。
焦らず、あきらめず、おはなしの世界であそべる子を増やしましょう。
すべては、子どもたちが、希望をもった大人になれるために。


みんなが本気になれば、すごいぞ!

ちなみに、ちゃいるどネットのスタッフの皆さん、あったかくて、じんわりと熱い思いが伝わってきます。
現役保育士さんたちの、先輩として、ちゃいるどネットの皆さんがおられるということは、心強いですね。


ブックドクターしん

2012年5月23日水曜日

三重県いなべ市_員弁東保育園

三重県いなべ市の員弁東保育園にうかがいました。
員弁東保育園は、定期的に呼んでいただき、子どもたちに絵本を読ませていただいていました。
おはなしの世界でたっぷりとあそべる子たちなんだ。
保育士さんたちも、みんな、ステキな表情。
そして、今日は、保育参観なので、子どもたちに絵本を読んでいる様子を、保護者の皆さんに見ていただけます。
その後は、保護者の皆さんに講演。
おはなしの世界であそべる子どもたちの保護者の皆さんは、やっぱり、ステキな雰囲気でした。
とても、安心感がもてる雰囲気なんですね。素直な雰囲気とでもいうのかしら。
だから、ぼくの話が、ズンズンと心に届いているのを感じることができました。
素直に受け止めてくれたんですね。


会場は満員。


子どもたちも、保護者の皆さんも、一緒に楽しめたね。

午後は、津市の三重県社会福祉協議会に行って打合せ。
第2回被災地保育交流ツアーのことで、お力を借りに行ってきました。
前回同様、全開で協力してくださるので、助かります。
たくさんの人に参加してほしいなあ。


ブックドクターしん

2012年5月22日火曜日

大阪市_大阪市私立保育園連盟

大阪市私立保育園連盟主催の新任保育士研修会でお話をさせていただきました。
確か、数年前にも、この会に呼んでいただき、役員の先生方とは面識があるので、安心です。
会場は、約150名の新任保育士さんたちの熱気で溢れています。
若い人たちは、あまり反応がないというのは、ここではありません。
一所懸命さが伝わってきます。
ぼくも、この熱心な若い先生方を後押しできるよう、全力で話をさせていただきました。
この先生方が保育をした子どもたちが大人になったときの姿が楽しみにです。
みんな、がんばれ〜!


熱心な先生方の姿は気持ちいいです。

夜は、NPOの会議。
NPOを発足してから第1回目の会議になります。
今回の会議は、みんなでほがらか絵本畑のミッションについて、理解を深め合いました。
熱く、濃い時間でした。
ステキな活動になるぞ!


ブックドクターしん

2012年5月21日月曜日

三重県伊賀市_壬生野保育園 /依那古保育所

朝、家族全員で金環日食を見て大興奮してから出動。
ちなみに、金環日食を家で見た保育園の子が登園して、先生にこう言ったんだって。
「おひさまが、かじられとったねえ。」

三重県伊賀市の壬生野保育園にうかがいました。
ず~っと以前から定期的に呼んでいただいている保育園です。
子どもたちの様子も、先生方も、よく知っているとはいえ、まだ5月です。
それぞれのクラスが落ち着くには、もうちょっと時間がかかるだろうな、と思っていました。
ところが、乳児クラス、幼児クラスの2回に分けて、絵本を読みましたが、どちらもびっくりするくらい落ち着いています。
そして、おはなしの世界にス~ッと入ってくれます。
これは、ひとえに先生方の努力の賜物ですよ。
なんせ、先生方のチームワークは抜群です。
しかも、子どもたちへの接し方が、愛情が滲み出ているんです。
そりゃあ、子どもたち、落ち着くよね。
先生方、すごい! パチパチパチ。


背中からも感じる、この集中力!(乳児クラス)


おはなしの世界にどっぷり!(幼児クラス)

伊賀市から、菰野町に引き返し、各保育園に、7月の被災地保育ツアーのご案内を配ってきました。
以前の参加者と地元は、少しだけ早いタイミングでご案内をさせていただきました。

再び、伊賀市に向かい、夕方、三重県伊賀市の依那古保育所で絵本のワンポイントアドバイス
普段のぼくの講演では、あまり話す機会がない、絵本そのものについてのプチ研修会。
時間は30分ほど。ご要望があれば、無料サービスでやらせていただいています。
ひとりでも多くの保育士さんが、絵本への愛着を深めてもらえれば、子どもたちに読むときにも、気持ちがグッと入りますからね。
そうなると、おはなしの世界であそべる子たちが、もっともっと、増えてくるからね。


ブックドクターしん

2012年5月20日日曜日

静岡で法事

早朝から、家族で静岡へ。
義父の三回忌の法要です。
親戚の人たちとも会って、いろんな話をしました。
嫁さんの親戚の人たちは、ぼくたちの子どもたちの顔を、嫁さんにそっくりだと言います。
あるいは、親戚の誰々にそっくりだと言います。
翻って、ぼくの親戚の人たちは、ぼくたちの子どもたちの顔を、ぼくにそっくりだと言います。
あるいは、親戚の誰々にそっくりだと言います。
考えてみたら、子どもたちには、両方の血が流れているんだよね。
こうやって、人類は、いろんな人たちとの血が交じり合っていったんだろうね。
そんな会話を、義父は天国で、にやにやしながら見ているのでしょうね、きっと。

2012年5月19日土曜日

土曜日の午前中

土曜日の午前中は、車イスの高校生の友人が、事務所に手伝いに来てくれる日だ。
彼女は、うちの事務所の雰囲気を気に入ってくれて、手伝いに来てくれている。
細かな作業を、手際よくこなしてくれるので、大助かりだ。
彼女は、車イスなので、お父さんが送ってくれる。
彼女を待っている間、お父さんも事務所の片付けなどを手伝ってくれる。
ぼくとたいちは、お言葉に甘えて、遠慮なく「これもやって。あれもやって」とお願いしている。
そして、土曜日の午前中は、彼女たち、ぼくたちにとって、とても楽しみなひとときになっている。

うちは、お米をあちこちからいただく。
これは、この仕事を始めた当初、講演などのときにいただくお土産は、お花よりもお米や野菜がありがたい、ということを公表していた。
その流れから、いろんな人たちから、機会あるごとにお米をいただいた。
ところが、仕事が順調になるに従い、ギャラがあがっていくのに比例して、いただくお米は減ってきた。
うれしい反面、ちょっぴり寂しい。
また、お米ちょうだいね。


ブックドクターしん

2012年5月18日金曜日

三重県伊賀市_柘植保育園

昨日の夕方、陸前高田を出発。予定していたよりも、遅くなってしまいました。
おまけに、途中の東名高速では大雨。前が見えずにノロノロ運転。
仮眠をする時間がなくなってしまいました。
なんとか、早朝、到着。
シャワーだけ浴びて、出発!

三重県伊賀市の柘植保育園にうかがいました。
数年前から定期的にうかがっている保育園です。
乳児クラスと幼児クラスの2回に分けて読みます。
定期的にうかがっているので、そのときどきの子どもたちの様子を、先生方とともにフォローしながら雰囲気をつくっていきます。
おまけに、一発勝負ではないので、徐々に子どもたちが変化していく様子が、先生方とともに確認できるのもいいですね。
先生方といい連携ができていると思います。


乳児クラスは、「ぽぽぽぽぽ」であそんだね。


幼児クラスは、各学年の反応を確かめながら進めていきました。
午後、さすがに疲れが出てきましたが、疲れたら休む。
30分ほど車内で仮眠をとって、復活!
ちなみに、陸前高田の友人から、「無事に着いた?」とメール。
ありがたいねえ。1000キロが近くに感じます。

夜は、大事な会議でした。
着実に前に進んでいるぞ。


ブックドクターしん

2012年5月17日木曜日

第15回東北遠征レポート(陸前高田 2日目)

第15回東北遠征レポート(5/17 陸前高田)
昨日はすべて順調に事が運んだので、今日はご褒美の日。
保育園の子どもたちに絵本を読むんだ。
絵本を読む時の気持ちが、一年前と随分違います。
一年前は、どこの馬の骨ともわからないぼくのことを、どうやって、保育士さんたちに安心してもらうか。また、ぼくが絵本を読むことで、どの方向に発展させていけるのか。
子どもたちと楽しい時間を過ごす一方で、そんなことを模索していました。
でも、今は子どもたちが楽しみにしてくれている。保育士さんたちが待ってくれている。
だから、ぼくも絵本を読みたくてしょうがない。
そんな気持ちで、今日、うかがったのは、小友保育所
もう、もう、もう、もう、心がとろけそうです。
ぼくにとっては、とっておきのご褒美の時間です。


至福の時間と空間です。


だって、この笑顔だもん。
お昼は、陸前高田で、ずっと読み聞かせをしていて、今もグループで続けておられる方々とお会いしました。
愛知県の仲間・スギちゃんが間をとりもってくれました。
ステキなお二人でした。
この方々も「子どもたちの笑顔に助けられた」とおっしゃっていました。
ついつい、興にのって、長い時間、おしゃべりをしてしまいました。
でも、いい時間だった。

さて、もう1回だけ、6月の「絵本畑での絵本の摘み取り」会場の確認。写真におさめて、三重に戻ろう。
到着は、明日の朝くらいになるかな。


ここが絵本畑になるんです。

ブックドクターしん

2012年5月16日水曜日

第15回東北遠征レポート(陸前高田)1日目

第15回東北遠征レポート(5/16 陸前高田)
昨夜、三重を出たのが夜、遅かったので、途中でおねむの時間に突入。無理せず車内で仮眠をとります。
2、3時間、仮眠をとっただけだけど、そもそも12時間かかるので、到着は昼になってしまいました。
だから、ノンストップで一気に活動。
市内の保育園9園と、5施設をまわって、6月2日から1週間おこなう「絵本畑で、絵本の摘み取り放題」のイベントの案内と打ち合わせ。そして、7月8,9,10日と行う予定の「保育士交流ツアー」の打ち合わせと調整。
すべて順調に事が運びました。
この二つの企画は必ずうまくいく。
何よりも、みんな、楽しみにしてくれているのが、ぼくの自信につながるね。
夕方遅くに、「保育士交流ツアー」のための施設を、山の中に下見に行くと、きれいな八重桜がいっぱい咲いていました。
山の中の景色は心和みました。


山の中の、見事な八重桜です。


山に抱かれている安心感があります。

今夜は陸前高田泊まり。
とてもリーズナブルな料金の宿に泊まります。
地元の人たちは、日帰り温泉に来るところです。
お風呂に入ると、隣の女湯からは、おばあちゃんたちの民謡を歌う歌声が聞こえてきます。合いの手も入って盛り上がっています。
ぼくの目の前で、湯船につかっているおじいちゃんは、「グフフ」と笑っていました。
一気に張り詰めていた気持ちが、ほどけたような感じになりました。
おばあちゃんたちのおかげです。
夜、友人に誘われていたけど、もうダウンです。
おやすみ〜。
明日は、絵本が読める。グフフ。


ブックドクターしん

2012年5月15日火曜日

三重県_あやま子育て支援センター/菰野町_菰野西保育園

三重県伊賀市のあやま子育て支援センターの「ねぇねぇ、よみっこ」というイベントで、絵本を読みました。
数年前から、年に数回、定期的に呼んでいただいています。
今年度もお声をかけていただきました。
皆さん、ぼくのことを知ってくれているので、会場内はとてもアットホーム。
さらに、始まる前に、毎回参加していただく年配の男性の方が、「もし、よければ、これを読んでもらえませんか」と渡されたのが、『おへそのあな』。図書館で見つけられたそうです。
この方、孫と一緒というわけではないのに、毎回、ひとりで来てくださるし、図書館で絵本を選んでくれている姿を想像すると、とってもうれしくなりました。
子どもたちと、たっぷりと絵本であそんだあと、読みましたよ。
お母さん方は、みんな、ジ~ンという感じでした。
絵本、持ってきてくださって、ありがとうございました。


たっぷりとあそんだね。

夕方からは、地元・三重県菰野町の菰野西保育園で、先生方への研修
先生方の雰囲気、いいですね。風通しがよさそう。
まずは、絵本でたっぷりと心をほぐしてもらって、本題です。
最終的に先生方にお伝えしたのは、「おはなしの世界で、安心してあそべる子を、ひとりでも多く増やしたい」ことと、そのことの大事さです。
ぼくにとって、保育士さんというのは、ともに時代をつくっていく同志です。
先生方とタッグを組んで、ステキな時代を、この世に残したいね。
それにしても、先生方は、いい雰囲気。一体感があるね。


こんなリラックスしたところから始まりました。


みんなで時代をつくっていこう!

さあ、今夜から陸前高田に向けて出発だ。
明日の午後早くには、到着したいなあ。
安全運転で行ってきま~す。


ブックドクターしん

2012年5月14日月曜日

つながろう三重

朝から、細々した用事をひとつひとつ片付けていきます。
そして、あちこちに電話をして打ち合わせのアポ。
ひとりでは、何も進まないので、いろんな人の力を借ります。
そのための一歩は、電話1本から。

夜は、三重県で被災地支援活動をしている様々な団体との第1回支援団体連絡会(通称:つながろう三重)に参加。
この会のメンバーでもある四日市運送さんには、6月1日から陸前高田で行なう、「ほがらか絵本畑の、絵本摘み取り放題!」の絵本の移送を助けていただきます。
そういうこともあって、今夜の会議に出席させていただきました。
やっぱり、自分ひとりでできることって、たかが知れてますからね。
みんなの力に頼りたいと思います。
会議の席では、別の場で、以前に面識のある人たちが数名。こういうところでの再会というのもうれしいですね。
いい時間でした。


ブックドクターしん

2012年5月13日日曜日

母の日

朝から地区の行事です。
虚空蔵寺というお寺の法要の準備。そのあとは、組頭の会議。
みんなでワイワイとやりながら、地区のことのあれこれを進めていきます。

その後、嫁はんと映画を観に行きました。
母の日なので、感謝の気持ちを込めて映画に誘いました。
『幸せの教室』を観ました。
なかなかよかったですぞ。

今度は、すぐに名古屋へ。
息子関連の用事で、名古屋でミーティングです。

夜、やっと家に戻れるぞ。
その前に、花屋さんでカーネーションを買いました。
5本買って、子どもたちに1本ずつ持たせて渡そうと思ったのですが、1本300円以上する。
もう少し手頃な花をさがしていたら、ありました。
少し小さめカーネーション、根元をよ~く見たら、5本ありました。これは400円!
これをばらしてもらって、1本ずつラッピング。
店員さんが、「考えましたね~」と、ラッピング代をタダにしてくれました。
おまけに400円の買い物なのに、店員さん総動員。
子どもたちと一緒に、嫁はんに渡すと、喜んでもらえました。
400円しかかかってないけど、知恵がいっぱい入っています。
ぼくからも、感謝を込めて。いつも、ありがとう。


ブックドクターしん

2012年5月12日土曜日

三重県津市_すばる児童館

午前中は、事務所に車イスの高校生の友人が、お手伝いに来てくれました。
けっこう、テキパキとこなしてくれるので、大助かりです。
おとうさんも一緒に来てくれたのですが、おとうさんにも手伝ってもらいました。
事務所の奥にたまっている不要な紙類の山をまとめていただきました。
大助かり、大助かり。
車イスの彼女は、ぼくかたいちが事務所にいる土曜日に来てくれます。
土曜日が楽しみだな。

午後からは、三重県津市のすばる児童館
この児童館のフェスティバルのイベントで呼んでいただきました。
以前にも、うかがったことがあるのですが、もう4年前になります。
たった4年ですが、当時と子どもたちの様子も変わってきています。
そのうえ、イベントなので、不確定な要素も多いです。
そんな中で、エネルギー総動員で熱演しました。
終わってから、ていねいにお礼を言いに来てくれた子もいます。
「どこに行けば、また見れますか?」と声をかけてくださったお母さんも。
ボランティアスタッフで、三重大学の学生さんも大勢来られていました。
教員を目指している学生さんがけっこう多かったですね。
希望のもてる大人になれるような教育をたのむよ!
その前に、ぼくら大人がワクワクしながら生きていかないとね。


おはなしの世界で遊ぶことは、大事なんだよ。

ブックドクターしん

2012年5月11日金曜日

出荷準備完了

絵本倉庫、出荷準備完了しました。
今日は、ちょっとした整理と掃除だけなので、ぼくひとりでやります。
ひとりで作業をしていると、倉庫の管理者の「おかあちゃん」が、コーヒーとおやつを差し入れてくれました。
「えらいなあ」と言ってくれるのですが、こまめに倉庫に置かせていただいている絵本の状態を気にしてくれていたのは、おかあちゃんやお嫁さんです。
こういう人たちの力って、おっきいね。

さて、昨夜から急な仕事が入りました。
大事な用件なんだけど、10分間、考えて決断。バタバタと対応しておりました。
4月に入ってから、ぼくのまわりの仕事は、以前と明らかに質や内容が違ってきています。
やっぱり、門をくぐったんだな。
以前にも言いましたが、覚悟をもって、この門をくぐりたいと思います。
どんな世界が待っていようとも。


ブックドクターしん

2012年5月10日木曜日

絵本整理

朝からず~っと絵本倉庫におりました。
6月に陸前高田で行う、絵本イベントの準備で、絵本の整理をしておりました。
今日も、お手伝いに来てくださった皆さん、本当にありがとうございました。
おかげさまで、整理の目処がつきました。
ここ数日、重い絵本を、何度も持ち上げたりしていたので、すこぶる体調がいいです。
やっぱり、体を動かしている方がいいね。

ちなみに、4月から活動しているNPO法人「ほがらか絵本畑」のホームページが、完成に近づいています。
あと数日で、お披露目できると思います。
それに伴い、このブログも引っ越します。
しばらくは、2つのブログで同じ内容を掲載します。
NPOは、ホームページだけではなく、活動もお楽しみに。


ブックドクターしん

2012年5月9日水曜日

銀行の新人さん

今日も絵本整理のために、絵本倉庫にいます。
合間を縫って、銀行にお出かけ。
法人2つを管理するのは、けっこう面倒なんです。
面倒が減るような仕組みづくに相談にいきました。
担当してくれたのは、若い女性の行員さん。
手続きの合間に話しかけると、2年目で、フロアーの接客に出たのは、数日前らしい。
それまでは、中でお仕事をして業務内容を覚えるんですね。
そして、なんと彼女の接客第一号が、ぼくらしい。
いいのか、悪いのか。けっこう面倒な相談内容ですからね。
でも、彼女はしったかぶりをせず、真摯に対応してくれました。
何よりも、一所懸命さがいいね。
結局、数時間後に電話がかかってきました。間違いが発覚。
でも、一所懸命だから、許しちゃおう。
彼女は、10年後、20年後、どんな仕事をしてるんだろうなあ。


ブックドクターしん

2012年5月8日火曜日

絵本整理

絵本の倉庫で絵本整理です。
昨年、読みあそびチャリティの際に寄せていただいた、た~くさんの絵本を、被災地に一部届けたのですが、まだ、たくさんあります。
6月に陸前高田で、「絵本の畑で、絵本を摘み取り放題!」という企画を実施します。
そのための、“出荷準備”です。
子育てサロンやセミナーなどで、お世話になった方々が、お手伝いに来てくださいました。
お手伝いに来てくださった皆さん、絵本倉庫として倉庫を貸してくださった方、そして、絵本を寄せていただいた方々、つくづく、ありがたいと思います。
破棄せざるを得ない状態の本もたくさんありますが、その絵本たちにも「よくここまで来てくれたね」という気持ちです。


子どもたちも絵本に囲まれています。


ブックドクターしん

2012年5月7日月曜日

奈良県葛城市_幼稚園教育研究会(忍海幼稚園)

午前中は、経理事務をやってもらえる人が来てくれます。
以前にもお世話になったことがある人なので、とっても安心。
以前は、この経理をなかなか人に任せることができませんでした。
というのも、とても細くてややこしい作業が伴うので、事情を熟知しているものしか、なかなかでいない、と思い込んでいたんです。
でも、ぼくが抱えていたら、いつまでたってもぼくの手から離れません。いろんな人の力を借りて、ぼくは、ひとりでも多くの子どもたちが、安心しておはなしの世界で遊べるように、その仕組みを作らなきゃ。
ぼくは、大枠の話をして、具体的な部分はたいちにバトンタッチ。

午後からは、奈良県葛城市の幼稚園教育研究会で講演をさせていだきました。
会場は、昨年、呼んでいただいた忍海幼稚園
ぼくにとっては、こういう機会はとてもありがたいです。
というのも、幼稚園、保育園の先生方は、ぼくからすると、同志ですから。
ぼくは、ひとりでも多くの子どもたちが、安心しておはなしの世界で遊べるようにしたい。
そのためには、ぼくがいくらひとりでがんばっても、たかがしれているんです。
多くの同志が必要です。
今日は、葛城市の約50名の同志と出会いました。
明日、葛城市の5園の幼稚園では、ステキな先生方が、朝から子どもたちを待っていることでしょう。
子どもたち、安心して幼稚園に行くんだよ。


ひとりひとりが本気になれば、きっと世の中はよくなる。

ブックドクターしん

2012年5月6日日曜日

ぼくは経営者?

ぼくは、小さいながらも会社の社長をしている。
従業員にも、ちゃんと給料を支払っている。
経営者のはしくれだと思っていた。

ところが、いろんな人と会うたびに、自分が経営者などとんでもないことだったんだ、と気付いていく。
そして、今、ようやくスタートラインにつく“覚悟”ができたという段階。
覚悟をもって、その門をくぐりたいと思います。

先日、偶然に『いまから、君が社長をしなさい』という本を手にした。
社長という仕事のシミュレーションをする本だ。
これから社長を目指す人たちのための本だが、ぼくにとっては、ダメな経験もしているので、読んでいて、実感をもてる部分が多い。
こういう本を手にするのだから、遅ればせながら、スタートラインについているのだろう。


『いまから、君が社長をしなさい。』(鳥原隆志・大和書房)


ブックドクターしん

2012年5月5日土曜日

ほがらか農園の草刈り

こどもの日。子どもたちは、自転車であちこちに遊びに行っています。
が、ぼくは、あれこれとお仕事。
朝から事務所に行って、NPOのホームページの最後のツメ。そして、休み明けから来てくれるアルバイトくんの作業表をつくります。
そして、昨日、やり残した事務所の掃除。
基礎的な部分はぼくがやって、あとはたいちに任せます。

ほがらか農園の草刈りにも行きました。
無料でお借りしている100坪の畑です。
あまりにも広いので、半分ほどを使わせていただいています。
年に一種類ほどしか作れませんが。
今年は、一番手間のかからない、さつまいもにしようかと。
それでも、草刈り程度はしないとね。
去年からのび放題の草を刈って、耕さずに植えようかと。いわゆる不耕起栽培。
以前、自然農の元祖・川口由一さんの農場に行ったとき、耕さない畑は土がふかふかでした。
その農場にいた大学の教授も、耕さない方が、草の根が土の中で空間がつくり、みみずがそこを通り、土はやわらかいと言っていました。
耕せば、耕すほど硬くなるとも言っていました。
確かに、去年から草がのび放題のほがらか農園の土はふかふかです。
長靴が2~3cmほど埋まります。
草を刈ると、湿った土からたくさんのミミズが出てきます。
今月下旬には、このまま、さつまいもを植えてみよう。
不精なぼくは、なんちゃって自然農でいこう。
イノシシに荒らされず、たくさんさつまいもがとれたら、東北に持っていこうかな。


半分きれい刈ったぞ。

夕方、車イスの高校生の友人が事務所に遊びに来てくれました。
前向きな姿には、こっちが励まされるね。


ブックドクターしん

2012年5月4日金曜日

掃除、整理。

朝から事務所で、掃除、整理、掃除、整理。
絵本を保育園に届ける仕事は、とにかく、不要な紙ベースのいろんなものがたまります。
びっくりするほど、たまります。
その都度、処理をすればいいのですが、その流れに間に合わないくらい不要な紙類がたまります。
「とりあえず、ここに置いて」というのが、あっという間に大量にたまるのです。
どこに、何があるかがわかりずらかったら、知らない間に不良在庫がたまってしまうんです。
さらに、ムダな動きが多くなり、ロスした時間を積み重ねると、ばかにならないんですね。
だから、どっかで一気に掃除、整理して、淀んだ流れをきれいにしないと。
日常の業務の中では、なかなか難しいので、連休中の今日、一気にやりました。
でも、まだ終わらないの。
家では、嫁はんが、納屋を一気に掃除、整理。
こちらも、まだ終わらないの。


ブックドクターしん

2012年5月3日木曜日

おふくろに会いに

今日はお休みなので、都合のつく子どもたち数名を連れて、兵庫県の実家へ行ってきました。
1年半前におやじが死んでから、おふろくはひとり暮らし。
たまに顔を見に行きます。
と思ったら、連休の初日ということを忘れていました。途中から道路は大渋滞。
何とかたどりつけました。
わずか数時間の滞在だったけど、おふくろの顔を見て、仏壇のおやじの写真に語りかけ、おじいちゃんやおばあちゃんの遺影に挨拶し、一方でぼくの子どもたちがいる。何となく、先祖代々からの時間を感じた数時間でした。


ブックドクターしん