これ以前は、「しんちゃんの舞台裏日記」をご覧ください。

2013年2月19日火曜日

第24回東北遠征レポート(陸前高田 2/18,2/19)

●第24回東北遠征レポート1日目(2/18 陸前高田)

早朝、一関の宿を出発。
ぼくが陸前高田に来るときは、たいてい雪なのに、今日はいい天気。
道路も、雪がなく、普通に運転できます。順調、順調。

今日は、「希望の笑顔プロジェクト」の写真撮影最終日。
ぼくが、読みあそびをしているときの、子どもたちの笑顔を写真撮影し、フォトムービーにして、保護者さんたちにお配りするというプロジェクトです。
陸前高田市の10園で行なう計画で、今日の高田保育所が最後となりました。
高田保育所は、2年前、ぼくが陸前高田で絵本を読んだ、最初の園でもあり、とても感慨深いものがあります。

今回は、0,1,2歳児、3歳児、4,5歳児の3回に分けて読みました。
どのクラスの子たちも、じっくりとおはなしの世界を堪能し、たっぷりと笑いました。
この子たちの素直さに、ぼくは、ウットリ。
と思ったら、サプライズがありました。
ぼくとの出会いを、子どもたちがおはなし仕立てで発表してくれました。
「ありがとうの花」というステキな歌も歌ってくれました。
子どもたちのメッセージが書かれた冊子もいただきました。
年長クラスの、ある子のメッセージには、「ぼくたちは小学校に行くけど、小さい子たちに絵本を読んであげて」というのもありました。
ぼくは、涙が次から次へと溢れてきました。
鼻水も出てきました。
挨拶の声が詰まって出てきません。
子どもたちが、ぼくにティッシュを手渡してくれました。
事務室に戻ったぼくは、しばらく放心状態でした。
ぼくの胸は、いっぱいになりました。


涙と鼻水で、顔をあげられません。


園長先生としみじみ、子どもたちのメッセージを見ます。


ありがとう。みんな、ありがとう。ほんとにありがとう。


高木先生、浅井さんと、この感動を共有できたことが、とてもうれしい。

午後、市役所で3/23,3/24の「希望の笑顔写真展」の会場下見&打合せ。
福祉課の担当の人が、とてもしっかりしてくれているので安心です。
おまけに、課長自ら、様々な機材をそろえてくださいました。
「希望の笑顔写真展」は、100パーセント、いい会になります。

夜、神田ぶどう園のヒロちゃんとメシを食いました。
みんなで、夢を語り合いました。

この町は、もっともっと、ステキな町になる。

今夜の宿は、「鈴木旅館」にお世話になりました。


●第24回東北遠征レポート2日目(2/19 陸前高田)

朝、、鈴木旅館をあとにして、昨日、ご挨拶できなかった保育園をまわります。
ちょうど、子どもたちが登園してくる時間でした。
子どもたちは、口々に「あっ、しんちゃん!」とうれしそう。
保護者さんからは、口々に、「希望の笑顔DVD」のお礼の言葉をいただきました。
皆さんに、喜んでいただけたみたいで、ほんとにうれしいですね。
また、子どもたちが、「絵本を読んでくれてありがとう」と、絵やメッセージをいただいたところもあります。
そして、保育交流ツアーで、菰野町の保育士さんたちが、お世話になった保育園では、高木園長先生と、陸前高田の園長先生との間で、話が弾んでいました。
本当の交流ですよね。
関係が深まっていく様子を見ていて、とてもうれしく感じました。

最後に、もう一度、津波にのまれた旧市街地をひとまわり。
津波の被害を受けた建物の取り壊し作業があちこちで始まり、徐々に、さら地が増えてきたように思います。
どんな町ができるんだろう。


建物の取り壊し作業が進んでいます。


重機があちこちで活躍しています。

帰路は、海岸沿いの国道45号線を南下。
南三陸町の様子を見ながら、被害の大きさを改めて感じました。
そして、第1回保育交流ツアーでも立ち寄った、全児童の7割以上が亡くなった石巻市の大川小学校の慰霊碑で手を合わせました。
新しい未来を、創っていくことを誓いつつ。



三重に着いたのは、夜中過ぎ。
今回も、心震える遠征となりました。


ブックドクターしん

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