これ以前は、「しんちゃんの舞台裏日記」をご覧ください。

2013年5月11日土曜日

車イスの友人

土曜日です。
車イスの高校生の友人が、手伝いに来てくれる日です。
楽しみなんだ、彼女と会うのが。

彼女には、毎月、数冊の絵本を読んでもらって、感想を書いてきてもらっています。
これが、深い部分まで、よく見ているんです。
しかも、いい感性。
ぼくが、気がついていない視点もいっぱい。
とても参考になります。

そして、彼女はとても前向き。
自分で車の乗り降りができるように、練習中。
以前よりも、随分、上手になっていました。
免許をとって、自分で運転ができるようになれば、ひとりで事務所に来れますからね。
世界も、うんと広がります。

彼女は、自分の足で歩くことはできません。
でも、確実に一歩を踏み出し続けています。

彼女のこういう姿は、ぼくにとっては大きな励みです。



株式会社ほがらかカンパニーの方では、今までアルバイトで絵本の配達をしてくれていたりょうすけが、4月から社員になりました。
当初、りょうすけは、声も小さく、背中を丸めて、腕を組むクセがありました。
日々のたいちの指導によって、ちょっとずつよくなっていきました。ちょっとずつです。
昨夜、事務所を訪ねてきてくれた保育士さんが、りょうすけについて、こう言ってくれました。
「今日、園に来てくれてたけど、声、大きくなったなあ。姿勢もよくなったなあ」

人は、変われるね。


ブックドクターしん

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