これ以前は、「しんちゃんの舞台裏日記」をご覧ください。

2012年12月5日水曜日

東京でミーティング

昨日、陸前高田を出発して、仮眠をとりながら南下し、明け方に東京に到着。
朝一番で出版関連のミーティング。
まだ始まったばかりですので、もう少ししたら、具体的な報告ができると思います。
その後、昔からぼくや会社の保険のお世話になっている人とミーティング。
彼は、もうひとつの会社の経営者でもあります。
同い年ですが、見習うべき点が多いにあります。
当然、保険の話だけではなく、お互いの仕事から、その接点をさぐる話になります。
ぼくの方が協力をしていただくことが多いですが。

午後、東京を出発して三重に向かいます。
ほんとに、駆け足で毎日を過ごしています。
寝不足続きですが、安全運転を心がけます。
ちなみに、ブラックコーヒーがあれば大丈夫。
長距離の場合は、これに「どうぶつヨーチ」が加われば完璧です。


これさえあれば大丈夫。

夜、三重に到着。


ブックドクターしん

2012年12月4日火曜日

第22回東北遠征レポート(陸前高田 12/3、12/4)

●第22回東北遠征レポート1日目(12/3 陸前高田)

昨夜は、夜に三重を出発することになったので、途中、車中で仮眠をとる時間もありませんでした。
おまけに、途中から雪が降ってきました。
明け方、高速道路をおりると、下道は凍結。
眠いわ、滑るわ、寒いわ。
とても、スリリングな道中でした。

道路の凍結と事故で、下道は大渋滞。
時間ギリギリに保育園に到着。今日も息つぎなしの一日のようです。
横田保育園で読みあそび。「希望の笑顔プロジェクト」の一環です。
カメラマンは、陸前高田在住のしげちゃん。読みあそびの様子を撮影してもらって、編集してフォトムービーにします。希望の笑顔が満載です。
読みあそびが始まると、子どもたちは大喜び。笑顔だらけです。
寒さも吹っ飛びます。


乳児クラス。笑い声が響きます。


幼児クラス。もっと読んで〜!

午後からは、各保育園をまわって、まだ撮影が終わってないところとは、日程の調整。撮影が終わったところには、DVDを届けます。
既に、DVDを届けたところは、保護者の反応を聞きます。
すっごく喜んでくれているんだって。
見ていて涙が出てきた、という声もあったそうです。
よかった。

陽が暮れる頃には、寝不足でフラフラ。
今夜は、いつもお世話になっている鈴木旅館で、熱い温泉に入り、ゆっくり寝ます。

そういえば、陸前高田の知人、友人たちから、「しんちゃんは、なんでこうまでしてがんばれるの?」と聞かれました。
ぼく自身は、がんばっているというよりも、夢中になっているという感覚かもしれません。
ワクワク感が、ぼくの原動力です。

●第22回東北遠征レポート2日目(12/4 陸前高田)

昨夜は、グッスリ眠って、夜明け前に起き出し、昨日の横田保育園の画像をチェックして編集作業をします。
やっぱり、いいねえ。子どもたちの笑顔は!

そして、今日は「希望の笑顔プロジェクト」で、竹駒保育園で読みあそび。
雨やヒョウが降っていたけど、絵本を運び込む間だけ、やんでくれていました。
かみなりさま、ありがとう。

竹駒保育園は、津波の被害で園舎が大きな被害を受け、昨年一年間は休園。
その間、子どもたちは、他の保育園に分散していました。
そして、今年度から仮設の園舎でスタート。
子どもたちは、昨年度、どこかの保育園で会った子たちばかりです。
みんな、たっぷりとおはなしの世界であそんでくれます。
この集中力、そして、この一体感、すごいです。
なんて、心地良いんでしょう
この空間にずっと浸っていたいね。


みんな、めんこいね。


この一体感がたまりません!

午後、陸前高田の友人たちを訪ねて、2日前に三重県の三瀬谷小学校の先生からいただいた野菜をおすそ分け。
さらに、先日、栃木のゆうこさんからいただいた、「にっこり梨」もおすそ分け。
おいしいものは、みんなでいただこう。

「希望の笑顔プロジェクト」では、初めて現地の人と組んでのプロジェクトになります。
ぼくひとりがやっているのとは違って、いろんな面倒なこともあります。
きついことを言うときもあります。
一緒に作り上げるんですからね。
その分、今までよりも、距離がうんと縮まったように思います。
そういう関係って、ありがたいね。

昨日、「希望の笑顔DVD」をお届けした保育園の園長先生から電話。
さっそく保護者さんに渡してくれたそうです。
そしたら、今朝、保護者さんから「10回も見ました」というお手紙が届いたそうです。
園長先生は「そのことを、しんちゃんに伝えたくて」と、お電話をくださいました。
お手紙をくださった保護者さんの気持ち、園長先生の気持ち、ありがたいです。

あったか〜い気持ちをいっぱい胸に抱いて、東北自動車道を南下します。
明日は、東京でミーティングです。

2012年12月2日日曜日

三重県津市_学童保育研究集会/大台町_三瀬谷小学校

午前中、三重県津市の芸濃総合文化センターで行われた「第17回津市学童保育研究集会」で講演をさせていただきました。
300名近くの方々。が参加される、大規模な大会です。
少人数の集まりでも、大規模な大会でも、ぼくは、心の奥の本当の思いを懸命に伝えることには、何ら変わりがありません。
後半は、会場の空気がひとつになっていくのを感じました。
終わってからの質疑応答も、日頃のあったかい思いが滲み出てくるようなステキな質問ばかり。


「第17回津市学童保育研究集会」。大規模な会です。


一所懸命、思いを伝えるだけ。


大勢の人が、とても熱心に耳を傾けてくださいました。

講演会終了後、とってもうれしいことが2つもありました。
一つめ。
会場の施設管理の方(照明や音響など全般を管理)が、「いい話だった」とほめてくださったこと。
この会場でた〜くさんの人たちのこうえんを聴いてきた人です。目が肥えています。
そういう人が認めてくれたのですから、飛び上がるくらいにうれしいです。
二つめ。
講演30分前のこと。携帯電話を操作していたら、画面に見たことのない記号が出ていました。きっと、変なところを押したんでしょうね。
消し方がわからず、受付をされているスタッフの人に聞いてみました。やっぱり、わかりませんでした。
講演終了後、その受付をされていた人が、楽屋口まで駆けつけて来てくださいました。
何と、記号の消し方を調べてくれていて、それを伝えに来てくれたのです。やさしい! むちゃくちゃうれしかったです。

すぐに移動。
午後からは、三重県大台町の三瀬谷小学校で、保護者さんに講演です。
実は、午前の会が終わったら、陸前高田に向かう予定だったのですが、とっても熱心な先生からの依頼だったので、受けされていただきました。
それに、この小学校は、今年の6月に子どもたちにおはなしをさせていただいています。
ステキな子たちでした。
講演前に、ある先生が、うれしい話をしてくださいました。
6月のうかがったときに、子どもたちに話したことを、子どもたちは、よ〜く覚えてくれていて、つい先日も「そんなん言うたら、しんちゃんに怒られるで」ということがあったそうです。
うれしいですね。
今日の講演会では、このステキな子どもたちの雰囲気が、ずっと継続できるような話を、保護者さん向けにしました。
いい雰囲気でした。
参観日のあと、残ってぼくの話を聞いてくださった皆さん、ありがとうございました。


心身一如を心がけて、お話をさせていただいています。

さあ! 陸前高田に向かおう!
明日の朝の9時までにつかないといけない。
大丈夫。きっと、無事に送り届けてくれるさ。
誰がって? 天のあの人でしょ。この人でしょ。あの人も。
ぼくには、たくさんの応援団がついているんです。
きっと、みんなにもね。


ブックドクターしん

2012年12月1日土曜日

奈良市_平城小学校

奈良県奈良市の平城小学校で保護者さん対象の講演会。
平城小学校は、先日(11月27日)、子どもたちにおはなしをさせていただきました。
そして、今日は保護者さんに講演。さらに、今日は参観日でもあります。

昨夜、食事会でお会いした先生方は、今日の参観日のために、何時間もかけて準備されています。
昨日は、そんな忙しい中、先生方は、自分のクラスの準備が終わってから、体育館での講演会の準備もやってくださったんです。
しかも、より保護者さんに見やすく、聞きやすくするための工夫を、随所にしていただいていました。
だから、ぼくの講演だけではなく、参観日も成功してほしい、という気持ちでいっぱいです。
そんな気持ちのまま、朝、早い目に学校に到着。校長室に行くと、校長先生が、「しんちゃん、授業、見に行こう!」と。
校長先生と一緒に各教室を駆け回りました。
教室でチラリとぼくの姿を見つけた子たちは「しんちゃん!」と大喜び。
うれしいですね。でも、授業中なので、邪魔にならないようにしました。
その授業ですが、先生方が精一杯、工夫して準備をされているだけあって、子どもたちも積極的で、保護者さんたちも熱心に授業の様子を見ていたり、学年によっては、保護者さんも参加できるように工夫しているところもありました。
すばらしい!

授業参観が終わると、体育館でぼくの講演会。
土曜日の参観のあとでの講演会という設定は、初めてだそうです。
だから、何人くらいが来てくれるのか、校長先生はとても心配してくださっていました。
おまけに、今日はとっても寒い日。
そんな寒い中、大勢の保護者さんが体育館に足を運んでくださいました。
先日の子どもたちへのおはなし会の様子を、家でも話してくれたのでしょう。
200個のイスも足りなくなって、余分に用意しておいてイスを急遽、出しました。
うれしいです。

これだけ、準備に携わってくださった役員さん、先生方の気持ちと、子どもたちの気持ちがこもっているのですから、成功しないわけがない。
体育館の中の気温は低いはずなのに、会場中、あったかい空気が漂っていたと思います。
そして、講演終了後、うれしいことに、お母さん方はもちろんのこと、何人ものお父さん方が声をかけてくださいました。
これは、うれしい!

家庭と地域と先生方が、一体となって子どもたちを見守っている学校、平城小学校。
こういう学校が、日本中に増えればいいのにな。


ぼくの心の中をさらけだしました。


た~くさんの保護者さんが参加してくださいました。

講演会終了後、校長先生と一緒に、あるおうちの3人の子どもたちを訪ねました。
ぼくが講演をさせていただいたことがきっかけで知り合ったお母さんの子どもたちです。
そのお母さんは、もういません。
4年前に亡くなりました。とってもステキなお母さんでした。
当時、校長先生は、この校区の小学校で教頭先生をされていました。
お母さんが亡くなってから、先生と一緒に、何度かおうちを訪ねました。
今日で何度目だろう。3人の子どもたちは、どんどん大きくなっています。
がんばれ。


ブックドクターしん