三重県伊賀市の城東中学校にうかがいました。先生方、PTA、コミュニティスクールなどで運営される学校運営協議会主催の会です。
前半は約350名の全校生徒におはなし。後半は、保護者さん、地域の皆さんにお話。
中学校は、かなり気を遣います。学校ごとに、生徒の様子は大幅に違います。
まじめなところもあれば、素直なところもあれば、しらけているところもあれば、荒れているところもあります。
この城東中学校は、本番が始まるまでに、安心感がありました。
というのは、数ヶ月前に、教頭先生が、わざわざぼくの読みあそびライブの会場に足を運んでくださった上で、依頼をしてくださいました。
そして、スタッフの方や先生方が、駐車場で交通整理をされていたのですが、皆さん、とてもていねいな対応をしてくださっていました。
さらに、学校に入ると、受付の皆さんが、これまた、にこやかにあいさつをしてくださいました。
そして、校長室に移動する際に、体育館に向かう生徒たちとすれ違いました。
ほとんどの子が、ちゃんと挨拶ができる子たちです。
これだけそろっていれば、ほぼ心配ありません。
そして、時間がきたので、会場に行くと、これまたすごいです。
担当の先生が、ビシッと生徒たちを並ばせているのですが、声を荒げることなく、ていねいに、威厳をもって、並ばせておられました。
先生方と生徒たちが醸し出す、心地よい緊張感がいいですね。
そして、ぼくの出番です。
小学校や保育園、幼稚園時代に、ぼくと出会っている子たちが、何名かいました。
うれしいですね。
学年やクラスによって、温度差がありますが、彼らが心を開いてくれるかどうかは、ぼくが彼らに心を開くかどうかにかかっています。
何とか1時間、笑いあり、静寂ありの空間の中で、集中してくれていましたね。
よかった。
みんな、微妙なお年頃です。
まずは、ぼくが心を開かないとね。
結果、1時間、たっぷりと楽しんでくれましたね。
後半は、保護者さん、地域の皆さんにお話をさせていただきました。
大人に一致団結感があれば、子どもたちは落ち着きます。
先生方やPTA,地域の皆さんに、一致団結感がある中学校なんですね。
思わぬ出会いもありました。
以前から、伊賀に来ると、気になる看板がありました。
国道から1本入ったところにある「つねちゃんとうふ」という看板です。
とても気になっていたんです。
なんと、学校運営協議会の会長さんが、この
「つねちゃんとうふ(恒岡食品)」の代表だったんですね。
それでなくても、地域でがんばっている人は大好きなんですが、その人が、「つねちゃんとうふ」の人だなんて。
帰りに、「つねちゃんとうふ」に立ち寄り、ぼくの大好きな木綿豆腐を買わせていただきました。
やっと「つねちゃんとうふ」に来れた。
今夜の晩御飯は、今日の生徒たちの顔を思い出しながら、つねちゃんとうふをいただこう。
ブックドクターしん