●第34回東北遠征レポート1日目
朝、新潟を出て、雪に囲まれた磐越道をゆっくりと走行して、郡山まで来れば雪はなく、安心、安心。昨日の激しい道中がウソのようです。
午後一番で
陸前高田に到着しました。
菰野町と陸前高田市のいくつかの保育園で行なった、でっかいキャベツのコンテスト・園児ベジコン2013に参加していただいた保育園に賞状をお渡
しします。
横田保育園が第3位に入賞。
表彰状と副賞の絵本をお届けしました。
矢作保育所と
小友保育所も参
戦してくれたのですが、夏の長雨で残念ながら実りませんでした。
でも、とても果敢にチャレンジしてくださいました。敢闘賞の賞状をお届けしました。
横田保育園、堂々の3位です。
その後、あちこちとの打ち合わせで走り回っているうちに、日が暮れてしまいました。
宿に荷物を置いて、こちらで知り合った市役所の友人たちと一杯。
とっても楽しい時間です。
宿に戻るには、飲んでいますから、代行サービスを頼みました。
今夜の宿は、玉山温泉。山の中腹にあります。
事件はここで起こりました。
宿まで残り800メートルほどのところで、路面凍結で車が登りません。
車から降りてみると、数メートル下まで、ス~っと滑っていきます。
一歩も踏み出せないほど、ツルツル状態。スケートリンクの上と同じです。
これでは、宿まで登ることもできません。
代行サービスの車は、偶然にも滑って回転して、やや下を向いています。
そのまま滑りながら、帰っていきました。
ぼくは、朝、凍結が溶けるまで、車中でビバークです。
宿代を払って、ぼくは車中泊という、ちょっと不思議な宿泊。
朝、4時頃、路面は凍ってはいるものの、立ってはおれます。
チャンス。宿まで徒歩で、登りました。
日が昇るのを待ってから、再び、800メートル下降して、愛車を確保。
ゆ~っくり、ゆ~っくりと、街まで脱出、成功!
別に期待しているわけではないのに、なぜか、マンガのような出来事が、よく起こります。
●第34回東北遠征レポート2日目
午前中、
高田保育所で読みあそびライブ&講演。
高田保育所は、今日は保育参観の日。この日に合わせて、読みあそびライブと講演を設定してくださいました。
2年7か月前に、ぼくが、初めて陸前高田に行き、絵本を読んだ保育所が、この高田保育所です。
あれから3年近く、毎月、片道1000キロの道のりを通い続け、子どもたち、保育士さんとの関係が濃くなってきました。
そして、今日は保護者さんに、子どもたちが絵本で喜んでいる様子を見ていただける。
しかも、講演で、ぼくの思いを伝えることができる。
昨夜の車中ビバークのことも、吹き飛んでしまうほど、朝から感慨深い気持ちです。
0,1,2歳児。子どもたちを見守っている保護者さん。いいね。
3歳児。保護者さんも楽しそう。
4,5歳児。なんと、初めて高田保育所で絵本を読んだときと情景がほぼ同じ。
ひとつだけ違うのは、今日は保護者さんが見てくれているということ。
保護者向け講演では、ぼくの感謝の気持ちを伝えることができました。
心のこもったプレゼントをいただきました。
高田保育所の職員の皆さんとパチリ! みんな、ステキ!
午後、
市役所で行なわれた、陸前高田市保育士会の研修会で講演。
たくさんの先生方がご参加くださいました。
ぼくの話を先生方にじっくりとするのは、初めてです。
やっと、言うことができました。
先生方へのお礼を。
今日の講演は、先生方へのお礼に尽きます。
「先生方、希望の灯をともしてくれて、ありがとうございます。」
たくさんの先生が、ご参加くださいました。
やっと、言うことができました。ありがとう。
午前も午後も、今日という日を迎えられただけで、ぼくは大満足です。
さて、陸前高田を発つ前に、熊谷精肉店に立ち寄ったら、おじさんが餅をくれて、話が弾んで、ふと外を見たら吹雪!
急いで、一関に向かいましたが、出遅れました。
道路は真っ白。センターラインも、何も見えません。
時速30キロから40キロで、緊張の中、何とか事故なく一関に到着。
最後まで、緊張感が強いられます。
ブックドクターしん