これ以前は、「しんちゃんの舞台裏日記」をご覧ください。

2014年12月4日木曜日

三重県松阪市_港小学校

三重県松阪市の港小学校で、全校生におはなし。
1年生から6年生までで、約300人の子どもたちにおはなしです。
1年生と6年生では、当然、理解の度合いやノリ具合いがまったく違ってきます。
でも、ちょっとしたコミュニケーションのとり方と、子どもたちの並び方などの環境づくり、そしてはなしの内容で、みんなが一体になって楽しめるのです。
今日も、最初は興奮気味の1年生でしたが、中盤からは、全員がじっくりとおはなしの世界に浸っていましたね。
1時間、たっぷりと楽しんでもらいました。


一体感を作りだす「技術」があります。

実は、打合せでは、小学生のみが対象ということでしたが、学校に行ってから、併設している幼稚園も一緒に、ということになっていました。
これは、幼稚園の子どもたちや保護者さん、先生方には、申し訳ないことをしましたが、一緒にするのはお断りさせていただきました。
1年生から6年生まででも、かなりの年齢の開きがあって、みんなに楽しんでもらうには、それなりのやり方があります。
これに幼稚園児が入ると、まったく別の空間になります。
まず幼稚園児に1時間、話を聞かせるのは酷です。聞けなくなったら途中で退出させる、とよく言われますが、これで、全体の雰囲気が大きく変化してしまいます。
幼稚園児にも聞かせたいという気持ちは、とてもよくわかるのですが、ここを妥協してしまうと、誰のための会なのかということがブレて、誰にも楽しんでもらえないということになってしまいます。
心を鬼にして、お断りさせていただきました。
事前の打合せ段階でこのことがわかっていれば、早い目にうかがって、幼稚園児だけに絵本を読むことはできたのですけどね。


絵本を読む人・しんちゃん

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