夏季禅林は、小学生以上を対象としたお寺のお泊まり合宿です。
住職のせいゆうさんにお声をかけていただいたのは11年前。それ以後、毎年うかがっています。
今年は新型コロナのために、初めての日帰りになりました。
日帰りでも、この夏季禅林を続けたいという、せいゆうさんの強い意志のあらわれです。
参加者もいつもは20名くらいいるのですが、今年は4名です。
この4名との時間が楽しく、愛おしい時間となりました。
お昼に手づくりカレーをいただき、まずはプロのギタリストの生演奏を聴きます。
子どもたちの心に、ナマの音色が響き渡ります。
そのあと、ぼくの絵本ライブです。
4人なので、たっぷりとそれぞれに相手をして、それぞれの持ち味を引き出すことができました。
みんな、素直ないい子たちです。
通常、5分で読み終わる絵本を、掛け合いをしながら読み進めて、30分かかりました。1冊の絵本で30分は新記録です。
楽しかった~!
楽しい時間のあとは座禅。ぼくも一緒に座らせていただきました。
それが終わると、床に雑巾がけ。思いっきり雑巾がけをするので、雑巾がけをしたあとから、汗が床にポタポタ(笑)。
そして、最後は本堂でおつとめ。隣に座っている子に、作法を教えてもらいながら、ぼくもおとつめ。
素直な子どもたちに出会うと、自然に顔がほころびますね。
せいゆうさんは、継続の人です。
いろんなことを、ずっと続けています。
だから、子どもたちを、家庭の背景ごと、なが~い目で見ています。
だって、昔、夏季禅林に来ていた子が親になって、その子どもたちが来ているんですから、ハンパない長いスパンなんです。
小学生のときに、多少揺らいでも、大きくなったら、みんなステキになっていっている姿をいっぱい見てきているんです。
せいゆうさんのそんな姿に刺激されて、ぼくも、ほがらかファミリー音羽に来てくれている子たちが大人になった時の姿をよく想像するようになりました。
多くの大人の人が、子どもたちをなが~い目で見れば、ほとんどの子がスクスク育っていくと思います。
これまで東正寺に来た子たちが実証しています。
立派なお寺です。
プロの生演奏が子どもたちの心に響きます。
1冊の絵本で30分の掛け合い。子どもたち、大興奮です。
一緒に座禅。
雑巾がけをしたあとから、汗がポタポタ。
本堂でおつとめ。
とっておきの一日になりました。
絵本を読む人・しんちゃん
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