この中学校には、3年ほど前にうかがっています。
かなり大変な状況でした。ストレートに言うと、荒れていました。
そんな状況でも、ぼくは本気でやるので、ちょっとした事件にも発展しました。
そのときに関わった、県の担当のSさんが、その後、この中学校に教員として赴任しました。
そして、今年に入って、Sさんから連絡がありました。
「ええ中学校になったわ」と。
そして、「1回、子どもらに話をしたって」と。
ぼくとしては、願ったりかなったりです。
この中学校は、とても気になっていましたから、なんとか、もう一度、うかがう機会がないものかと思っていたところです。
学校に行って、まずは、校長先生、教頭先生から、子どもたちの様子をうかがいます。
生徒会の子たちが、挨拶に来てくれました。いい子たちでした。
そして、会場に行きました。
全校生約70名くらいです。そして、先生方と地域の人たちが来てくださっていました。
前に立って、みんなの顔を見た瞬間に、「ほんま、ええ中学校になったなあ」と感じました。
表情を見てわかります。
とはいっても、中学生といえば、微妙な時期です。
こちらの話に、すぐに反応するわけではありません。
そこは、数々の現場を踏んできたので、あの手この手で、子どもたちの気持ちをまとめていきます。
後半は、すごくまじめな話をしました。
子どもたちの反応はすごかったです。目にすごい力が入っていました。
約75分間、濃い時間を過ごすことができました。
そして、会場を退場するとき、Sさんと目が合いました。
Sさんはクラスをもっているので、今日はなかなかゆっくりと話をする機会がありませんでした。
でも、アイコンタクトで、お互いの気持ちを確かめ合いました。
「なっ、ええ中学校になったやろ」
「ほんま、ええ中学校になったわ。がんばったなあ」
そんな、Sさんとの心の会話をしながら会場をあとにしました。
南島西中学校は、町内のもうひとつの中学校と統合するため、今年度が最後の年になります。
75分間の濃い時間でした。
ブックドクターしん
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