定員30名に対して、ほぼ満席状態。
今回も多彩な顔ぶれです。
保育士、小学校教諭、助産師、僧侶、会社経営者、フットセラピスト、会社員、主婦などなど。
東京からの参加していただいた方もいます。
リピーターも多く、この人たちが会場の雰囲気を柔らかくしてくれていて、初参加の人たちも入りやすかったと思います。
午前中は、いつものように、「絵本を読むときの一体感をどう作っていくか」ということを、実際に体感していただきます。
子どもたちの座らせ方、まわりの大人のポジション、期待値を上げる読み方などなど。
そして、今回は、リピーターの方に、それぞれのフィールドで、絵本を使って実践していただいた体験を発表してもらいました。
まずは、小学校の先生が、その校区の保育園で絵本を読んだ実践例です。
保育園と小学校の連携の場を活用して、絵本を読んだのですが、子どもたちの様子を肌で知ることができたそうです。
何よりも、不安を抱えて小学校に入学した際に、絵本を読んでくれた先生がいるのですから、子どもたちは安心です。
この先生は、一年生の担任ではないのですが、今でも、一年生の子たちが手を振ってくれるそうです。
また、お寺のお坊さんは、檀家さんたちに絵本を使って法話をした実践例を話してくれました。
このお坊さんは、いろんなお寺で、年に40、50回、法話をするそうですが、その際に、絵本を読みながら、仏教の教えを説きます。
これが、抱腹絶倒の中にも、じ~んと来るものがあって、素晴らしいんです。
もう感動しました。
お二人の実践発表は、会場中が、笑いと感動に包まれた、本当に素晴らしいものでした。
実際に体感すると、納得します。
小学校の先生の実践例です。大爆笑の中にあったかさが流れています。
お坊さんの実践例です。抱腹絶倒の中にも感動があります。
午後の部は、ワークショップを行ないました。
今回のテーマは「物語」。そして、お絵描きをしました。
講師は当法人の理事でもある、浅井ちゃん。
お絵描きの前に、「ストーリーキューブ」というおもちゃを使って、グループに分かれ、即興で物語をつくって遊びました。
そして、武蔵野美術学園で絵を習っている浅井ちゃんのリードで、みんなでお絵描きをします。
描き終わったら、それぞれの絵を、どういうつもりで描いたのかを発表。
これが、またまた抱腹絶倒です。
そして、最後は、それぞれの絵をつなげて、即興で物語をつくります。
これまた、抱腹絶倒です。
物語をつくることは、人生のシナリオを作ることに似ています。
その楽しさを遊びの中で体感していただきました。
午後の部の講師の浅井ちゃんです。
浅井ちゃんのつくった絵本を朗読します。
おもちゃを使って、即興物語づくり。楽しそう!
みんなでお絵描き。
どんな思いで描いたのかを発表します。
描いた絵をつなげて、即興物語づくり。笑いの渦ができました。
前回に続き、今回もさらにステキな雰囲気で終えることができました。
会場をあとにする参加者の皆さんの満ち足りた表情が、印象的でした。
さて、この「ブックドクター入門セミナー」は、今回が最終回になります。
次回からは、「絵本を読む人セミナー」になります。
「ブックドクター」という専門的なことではなく、いろんなフィールドで絵本を読む人を増やしたいという思いから、「絵本を読む人」にします。
ぼく自身も「絵本を読む人」です。
次回からの「絵本を読む人セミナー」は、もちろん、ぼくが培ってきた技術についても、余すところなくお伝えしますが、それに加えて、それぞれの人が、各フィールドで絵本を使って実践したことを、共有したいと思います。
次回からは、参加者の皆さんの力で、さらにパワーアップすることは間違いないです。
乞うご期待!
夜は、NPO法人ほがらか絵本畑の理事会でした。
こちらの方も、かなり濃い内容で、理事の皆さんの協力のもと、今期もワクワクの企画に取り組んでいきます!
ブックドクターしん
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