100ぴきのおおかみが1ぴきのぶたを取り囲んで食べようとします。
しかし、100ぴきで分けたら少ししか食べられないことに気づき、ぶたくんに100ぴきのぶたを連れてこさせようとします。
夜になっても、おおかみたちは「まだかなあ」と楽しみに待っています。
その頃、ぶたくんは家に帰ってぐっすり眠っていましたとさ。
小学生や中学生に、100ぴきのおおかみが1ぴきのぶたを取り囲んでいるページを開き、「きみたち、100人に取り囲まれたらどうする?」と聞きます。
いろいろな答が返ってきます。
「木に登る」「穴を掘って逃げる」「握手して油断させる」「謝る」「電話して友だちに来てもらう」等など。
どれも、ツッコミどころ満載です。ぼくは、実際にひとつひとつにツッコミを入れて、とても楽しい場にします。
すると、さらにいろんな答が出てくるのです。
“正解を言わなきゃ”という呪縛から解放された瞬間ですね。
いろんな答があった方がおもしろいよ。
『ぶたくんと100ぴきのおおかみ』(鈴木出版)作・絵:宮西達也
絵本を読む人・しんちゃん
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