タイトルの「どっと」は画素という意味ですね。
粗い画素で動物を描き、何の動物かを想像で補う画期的な絵本です。
ページをめくって、子どもたちに「これなに?」と聞くと、「しまうま!」「きりん!」など、すごいスピードで次々と答えます。
参観日などでは、大人チームとどっちが速くに答えられるか競争をしたりしますが、たいてい子どもたちが勝ちます。
子どもたちの答の中には、おもしろいものがたくさんあります。
フラミングを描いたページでは、「アルパカ」と答えた子もいます。
もちろん、ぼくは、子どもたちの答えたものはすべて正解にします。
中でもおもしろかったのは、猿山にいるサルを描いたページです。
まっさきに男の子が自信満々で「やま!」と答えました。
子どもたちの発想はステキです。
大人が答え合わせをして、子どもの世界を狭くすることだけは避けたいですね。
『どっとこどうぶつえん』(福音館書店)作:中村至男
絵本を読む人・しんちゃん
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