ほがらかファミリー音羽に通ってきている子で、こんな子がいます。
元気に玄関まで来るのですが、引き戸になっている玄関を開けた途端に嫌がるのです。
毎回、玄関から部屋に行くまで、スタッフはあの手この手で誘導します。部屋に入って遊んでいるうちにごきげんはなおるのですが。
ある時、スタッフは、部屋に誘導する工夫ではなく、「この子は、いったい何を嫌がっているんだろう」と考えたのです。
スタッフは、ママから、病院や学校での様子を詳しく聞きました。
「嫌がる状況で共通しているのは、扉を開けたときに人が出迎えていることかも」
そして、ある仮説をたてました。
「人が出迎えることとイヤな体験が、オーバーラップするのかも」
ほがらかファミリー音羽では、いつもスタッフが、玄関で元気に出迎えています。
だったら、誰も出迎えなければ、イヤな体験とオーバーラップしないかも。
ということで、今日は、その子が来たときは、誰も出迎えず、楽しい雰囲気が見えるように、部屋の扉を開けたままにしていました。
大正解！
スムーズに部屋に入り、楽しく遊んでくれました。
スタッフが「この子は、いったい何を嫌がっているんだろう」という視点に立ち返ったことに拍手です！
そして、その子が嫌がる状況での共通点を見つけたのはお見事です！
我がスタッフに、鳥肌が立つくらい感動しました。
絵本を読む人・しんちゃん
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